ちぢれ麺のロックな生活

社会問題をビジネスで解決する「ソーシャルビジネス」とは?

ソーシャルビジネスという単語を聞いたことはありますか?

知らない人からすると、「SNSを使ったビジネス?」「ネットビジネスか何か?」と思う人もいるのではないでしょうか。

それらとは全く別で、ソーシャルビジネスとは、社会問題の解決を目的としたビジネスのことです。

貧困問題や差別問題などの世界中のあらゆる社会問題を、寄付金だけに頼らず、ビジネスで得た利益で持続的に解決していきます。

今回は、そんなソーシャルビジネスについて、事例と共にご紹介していきます。

ソーシャルビジネスの定義

ソーシャルビジネスとは、ビジネスを手段として社会問題を解決しようとする取り組みのことです。言い換えると、収益事業を行いながら社会貢献に取り組むこととも言えます。
そして、その主体となる事業体(組織)を「社会的企業」、「ソーシャルベンチャー」、「ソーシャルエンタープライズ」と呼びます。また、ソーシャルビジネスに挑戦する起業家のことを「社会起業家」と呼びます。

2007年に発足された、経済産業省のソーシャルビジネス研究会によると、ソーシャルビジネスの定義は以下の3点を満たすこととされています。

・解決が求められる社会的課題に取り組むこと
・ビジネスとして、継続的に事業活動を進めていくこと
・新しい仕組みを開発・活用し、新しい社会的価値を創出すること

すなわち、社会問題への取り組みを「ビジネス」という手段で行い、それを通して新たな社会的価値を創出すること、それが「ソーシャルビジネス」なのです。

出典:https://www.borderless-japan.com/members/social_business/15614/

寄付金などに頼って問題解決するのではなく、ビジネスで利益をあげながら持続的に問題を解決するのがソーシャルビジネスの特徴です。

下記にソーシャルビジネスに関する名称をまとめておきます。

  • ソーシャルビジネス:ビジネスを手段として社会問題を解決しようとする取り組み
  • 社会的企業:ソーシャルビジネスを行う企業や組織
  • 社会起業家:ソーシャルビジネスに挑戦する起業家

なぜ、ソーシャルビジネスが必要か

寄付だけで成り立っている事業(NPONGOに多い)や、企業のCSR活動などは、ソーシャルビジネスには入りません。

ソーシャルビジネスのように、持続的にビジネスを行うためには、利益を追求しなければなりません。

現在、世界中には様々な問題があります。貧困や格差の問題、紛争やテロなどの暴力的な問題、そしてゴミの問題や地球温暖化などです。

これらの問題を国や政治だけでは解決できないため、ソーシャルビジネスで解決しようとする企業や団体がたくさん出てきています。

世界中で誰かが何らかの大きな問題に苦しんでいる、それを解決する方法としての「ソーシャルビジネス」。

これほど、素晴らしいモデルはないのではないでしょうか。

それでは、実際に様々な社会問題の解決に繋がっているソーシャルビジネスの事例を紹介していきたいと思います。

ソーシャルビジネスの事例

TOMS

TOMSは日本でも扱っているお店が非常に多く、デザインがおしゃれな靴のブランドという認識がある方も多いはず。

TOMSのビジネスには、キャッチフレーズにもなっている「one for one」のシステムがあります。

これは、TOMSの靴を一足買うと、靴1足が途上国の靴を必要とする子どもたちに贈られるというシステムです。

また途上国だけではなく、US Giving Partnersと協力して、米国の子供たちに100万足以上の新しい靴を提供したりと、社会へ様々な形で貢献しています。

TOMSは、靴から始まり現在では「バッグ、カバン、サングラス」など様々なアイテムを扱っています。

TOMSのホームページ

MOTHERHOUSE

MOTHERHOUSEは、途上国から世界に通用するブランドをつくるというコンセプトの元に会社を運営しています。

代表の山口絵理子さんが、バングラディッシュの素材ジュートを使ったカバンを現地の人と協力して製作し、それを日本で販売したところから始まっています。

今では、バングラディッシュのジュートや皮を使ったバッグ、ネパールのカシミアやシルクを使った質の非常に高いストール、インドネシアスリランカの職人さんと協力して製作したジュエリーなどを販売したりしています。

世界の文化が失われている問題や、貧困や格差の解決に繋がるビジネスを展開しています。

商品を販売するだけではなく、マザーハウスカレッジというイベントも開催しており、山口さんや副社長の山崎さんと議論を通じてモノづくりについて考えるというイベントなどが開かれています。

MOTHERHOUSEのホームページ

HASUNA

HASUNAは、日本初のエシカルジュエリーブランド。

ジュエリーには結婚や幸せなどのポジティブなイメージが一般的にはありますが、ジュエリーが作られる裏側では貧困や格差、児童労働などの現実もあります。

劣悪な労働環境でダイヤモンドなどを採掘している人や、死に繋がるような危険な鉱山で働かされている人もたくさんいます。

代表の白木夏子さんは、収益率が悪いため大手商社なども取引しない鉱山で働いている人と、直接的に取引できるルートを開拓し、それらの素材を使用したジュエリーをデザインし販売しています。

ジュエリーを購入する人の多くは、ジュエリーの裏側の真相を知ってかわいそうだから買うのではなく、デザインが良かったりどこかに魅力を感じたから買います。

持続可能なビジネスをするためには、貢献を押し出すのではなく、人が本当に欲しいと思える商品やサービスを生み出すことが、結果的に問題の解決に繋がります。

そんな持続可能なビジネスを体現しているのが、HASUNAです。

HASUNAのホームページ

グラミン銀行

グラミン銀行創設者のムハマド・ユヌス氏 (出典:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO22932580R31C17A0EAC000)

世界貧困国の一つとしてあげられるバングラディッシュの経済学者ムハマド・ユヌスが立ち上げた銀行。

無担保で貧困に苦しむ女性にマイクロファイナンスという手法でお金を融資するシステムで、お金を融資する際に5人1組でグループを組ませます。

そして、グループの一人一人に順番に融資をしていき、もし一人でも返さないと次の人が融資を受けられなくなる。

しかし、同じ場所に住んでいる人を対象にグループを組ませるので非常に返済率が高い。

このビジネスモデルは世界的に評価され、ムハマド・ユヌスノーベル平和賞も獲得しています。現在は、バングラデシュ全国に約2200の支店を持っており、大銀行へと成長を遂げている。

2018年の夏に日本にも上陸する予定で、シングルマザーの人たちに対してもお金を融資することができるようになります。

グラミン銀行のホームページ

まとめ

世界中には、本当にたくさんの問題が山積みになっています。

その問題を解決するなら、寄付やボランティアのような活動しかないというイメージを覆すのが、ソーシャルビジネスです。

「社会事業は無償ですべき」「社会貢献を選ぶなら給料は低いが仕方がない」という認識をも覆します。

現在は、世界中でたくさんの社会起業家が誕生しています。

社会起業家や、社会企業が誕生すればするほどこの世界にある多くの問題の解決に繋がります。彼らは、世界の何らかの歪みでできた問題を解決するために、必死に取り組んでいます。

「なぜ、働くのか?」「何のために働くのか?」というような働き方への答えにも繋がるのが、ソーシャルビジネスではないでしょうか。

ネイリストは全員外国人、難民を救うネイルサロン「Arusha」

皆さんは、日本にも難民がたくさんいるということを知っていますか?

2016年に難民申請をしている難民の数は、2万人弱です。

そして、難民の人々は日本人よりも仕事を得るのが難しい。

この問題の解決に取り組む、ある「ネイルサロン」を運営する会社があります。

株式会社「Arusha」です。

Arushaで働いているスタッフは、全員外国人で、半数以上が難民の人々です。

本記事では、そんな株式会社Arushaについて触れていきます。

日本の難民の現状

日本にいる難民の人々は、アジアやアフリカなど世界中の国から何らかの原因で逃れてきた人々です。

日本に逃れてきた理由は、「運が良く日本のビザがおりたから」などがあります。

時には、ビザの習得が難しいので、ブローカーと呼ばれる人にお金を支払って、偽造パスポートで入国してくる人もいます。

日本へ逃れてきた人々は、難民として国に申請します。

日本での、2017年の難民申請の数については以下をご確認ください。

法務省は13日、2017年に日本で難民認定を申請した外国人は1万9628人と前年から約80%増加し、過去最高を更新したことを明らかにした。難民と認定されたのは20人で、前年の28人から減少した。認定数が前年比で減少したのは4年ぶり。

引用:ロイター

この結果だけを見ると、日本は難民を受け入れない冷たい国だと感じる方もいるかもしれませんが、そうではなく難民の条約を厳格に守っているということでもあります。

日本へ逃れてきた難民の人々は、通常、難民申請後6ヶ月で就労が認められます。

しかし、雇用の機会が日本人と比べて少なく、きちんとした職につけるという保証はありません。

株式会社Arushaとは

株式会社Arushaは、2009年に会社を設立しており、現在は「ネイル事業」「ネイル関連商品の販売」、「語学教育事業」、「難民支援のためのショッピングサイト」など、様々なビジネスを展開しています。

株式会社Arushaを立ち上げた社会起業家岩瀬香奈子さんが、難民問題の就業支援になるビジネスを始めたのには理由があります。

それは、日本にいる難民の人々が仕事に困ってるという問題を、日本の多くの人々が認知していなかったからです。

そして、これは大きな問題だと直感的に感じ、難民問題の解決に繋がるビジネスを始めたそうです。

なぜ、ネイル事業を始めたのか

それでは、なぜ難民問題を解決するのにネイル事業を始めたのでしょうか?

彼女は、香港のネイルサロンに行った際に、英語が話せないネイリストとジェスチャーでコミュニケーションを取り、楽しくネイルしてもらった経験がありました。

また、LAのネイルサロンに行った際、スタッフが全員タイ人で、それでも不便さを全く感じずにネイルしてもらったことがあり、アメリカの人々もリラックスして施術を受けている様子から「やっぱり技術職はお喋り以上に技術力が大切だなぁ」と感じたそうです。

他にも、起業している友人から「ネイルサロンって儲かるらしいですよ!」と言われた事もあって、様々な点が線になり「難民の人々をネイリストにする」というスタイルを考えついたそうです。

技術があれば、どこでも働く事ができる。それが難民の人々の就職に役立つと感じ、自立を支援し続けています。

まとめ

世界中で問題になっている難民問題ですが、日本に難民の人々が入ってきているという実感はあまりないかもしれません。

何らかの理由で、国を追われて難民として日本へやってきた人々は、仕事を得る事が日本人に比べて圧倒的に難しい状況に置かれています。

日本のメディアなどが、難民問題について触れる事はあまりありません。

問題の解決に繋がる事を誰かが行わないと、問題は深刻になるばかりです。

ネイリストとして難民の人を雇用するというユニークな方法は、難民の人々にとっての希望になっている事は間違いありません。

技術を得ると仕事を得る事ができ、社会的に自立する事ができる。

それを体現しているところが「株式会社 Arusha」だと思います。

<株式会社 Arusha>

HP:http://www.arusha.co.jp/

Twitterhttps://twitter.com/arusha_jp

Facebook

https://www.facebook.com/Arusha.japan

営業時間:11:00~21:00 (予約制)
定休日:不定
住所:〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-11-11 虎ノ門MKビル2階
アクセス:東京メトロ日比谷線神谷町駅2番出口を出ると右手に歩道橋が見えます。歩道橋を渡った目の前のビル2階です。徒歩2分!

スマホで撮影した写真が世界を救う「Cow」のビジネスモデル

写真を通じて世界から貧困をなくそう!というコンセプトで、2017年7月に「Cow」というアプリがカンボジアでリリースされました。

このアプリは、開発途上国のBOP層の人々が、スマホで撮影した何気ない日常の一コマの写真を販売できるシステムです。

アプリ内で2ドルから販売可能で、販売されている写真を先進国の人々は気軽に購入することができます。(月額料金、出品費用、クレジットカード手数料など一切不要)

このアプリは、社会貢献をしたいと思っている先進国の若者にとって、写真を通じて社会に貢献できる新しい形です。

そして、「Cow」のビジネスモデルはBOP層の間で急速的に広まっているスマホの普及という現状をうまく活用しています。

BOP層とは

年間所得が、3,000ドル以下の低所得層はBOP(Base of the Economic Pyramid)層と呼ばれ、開発途上国を中心に、世界人口の約7割を占めるとも言われています。
BOPビジネスとは、途上国のBOP層にとって有益な製品・サービスを提供することで、当該国の生活水準の向上に貢献しつつ、企業の発展も達する持続的なビジネスです。
(参照 JETRO)

「Cow」が、BOP層に着目している理由は、

  1. 開発途上国の人々の生活を向上するため
  2. BOP層の市場価値が非常に高いから

などが、挙げられます。

BOP層に着目して、ビジネスを行っている企業はたくさんあり、日本の大手企業だと「住友化学ヤマハ、ホンダ、味の素」などがこの市場に参入しています。

BOP層に対してビジネスを行うことで、

  • 企業は利益を得ることができ貢献もできる
  • 現地の人々にとっては生活の質が向上する

という「Win-Win」の関係性を成り立たせることができるので、BOPビジネスが今注目されています。

Cowの強み

寄付だけで成り立つプラットフォームじゃない

Cowのようなサービスがあることで、開発途上国の人々はスマートフォンなどの身近なものを使ってお金を稼ぐことができます。

しかし、ただ写真を撮れば簡単にお金を稼げるという訳ではありません。

Cowの代表取締役社長である大木大地氏は取材に対してこう答えています。

何もしないで一方的にお金が回ってきますというような寄付だけで成り立つプラットフォームは作りたくはなかったんです。きちんと先進国のユーザーに写真の良さやストーリーを伝えないと写真を売って収入を得ることができない。そういった売り手の努力も必要なプラットフォームを作り出したくて、現在のビジネスモデルに至りました。

出典:http://asenavi.com/archives/18098

カンボジアでのリリース

このアプリの強みは、カンボジアでリリースを開始しているところだと思います。

国際通貨基金IMF)によると、カンボジアの成長率は、2020年まで7%以上と予測されており非常に成長見込みがある国です。

そのため、スマホなどの普及率は今以上になることが予測できるので、アプリに提供される写真の数も多くなってくるでしょう。

写真の数が多くなると、欲しいと思う写真に出くわす機会が利用者にとっては増えるため、このサービスの成長が見込めます。

画像の希少性が高い

Cowの1番の強みとしては、画像の希少性が非常に高い点ではないかと思います。

画像を販売するというサービスを行っている企業は、他にも多くありますが、画像の希少性の高さでいうとCowのサービスは上位ではないでしょうか。

カンボジアで生活している人が見ている光景を、先進国の人々は画像を通して見ることができるんです。

また、カンボジアの首都以外の場所に住んでいる人もこのアプリを利用することができるので、そのような場所の状況や生活を知ることができるのは非常に希少性が高い。

カンボジアに住んでいる人からすると、代わり映えのない日常の一コマかも知れませんが、先進国の人からすると新鮮で新しいものです。

写真のクオリティー自体は、素人が撮るので期待はできませんが、希少性という面では非常に高いのです。

まとめ

https://youtu.be/GZ7gAoTXvnY

カンボジアの学生に対して「Cow」がインタビューをしている動画

Cowは、写真を通じて貧困の問題を解決することに繋がる新しい形です。

最近は「世界の問題に対して何か貢献したいけど、寄付という形だと実際にどのように貢献されているのか分かりにくい」という寄付に対するネガティブな声も多くなっています。

しかし、Cowでは写真を購入して貢献するという形なので利用者側も現地の写真を手に入れることができ、自分が携わっているという認識も生まれます。

他にも、写真を通じてカンボジアの文化や習慣を理解することができるので、新しい世界を知るきっかけに繋がるのではないでしょうか。

このサービスは現在カンボジアのみですが、今後その他の国の貧困地域などでも活用できる可能性を秘めています。

Cowのようなサービスが生まれることによって、世界の問題が解決されていく事に繋がるので、

このサービスが世に広まることを期待し、Cowを使用していきたいと思います。

カウ株式会社

映画「ブラッド・ダイヤモンド」ネタバレ

以前、映画「ブラッドダイヤモンド」についての記事を書きました。

記事はこちら。

https://tenpalife.com/blooddiamond/

今回は、ネタバレを含んだ記事を書きたいと思います。

「どんだけブラッド・ダイヤモンド好きやねん」と思った人、間違ってはない。

この映画ほんまに好きで、今まで見た映画の中でも、確実に上位に入る映画の1つです。

個人的にかなり好きなレオナルドディカプリオが主演の映画ってのもあり、

内容も悲惨な事実をただ映画化するのではなく、ストーリー性があり終始考えさせられる映画でした。

あらすじ(ネタバレ含む)

アフリカで違法に生み出されるダイヤモンドは、密輸業者を通して合法なマーケットに紛れ込み、反政府組織の資金源となっていました。

過去5年間のダイヤ輸出実績を見ると、シエラレオネはゼロに近く、隣のリベリアはほとんど産出していないにも関わらず20億ドルもあります。

ということは、そこで密売が行われている証拠。シエラレオネからリベリアへ密輸した後、ダイヤは仲介者の手に渡ります。

そして、その仲介者は税関を買収しているので、リベリア産の偽造書類を作って、合法的に輸出することができるのです。

ダイヤがアントワープ(ベルギー)に到着し、選別台に上がれば何も聞かれることはなく、インドへいって世界中の合法的なダイヤに紛れ込めばもう誰も疑いません。

バンデガープ(大手ジュエリー会社)は、儲けることが出来るので紛争ダイヤのことを知っていても隠し通します。

会社は、ダイヤが値崩れしないように買い占めて貴重さを人々に宣伝します。

給料の3ヶ月分を婚約指輪に使う連中(消費者)に買わせたいからです。

ダイヤの貴重さを宣伝するためには、反政府組織にダイヤをばら撒かれると困るので、会社は紛争ダイヤでも買い取ります。

紛争ダイヤを買い取れば、反政府組織にお金が流れ、武器を手に入れることが出来るということ。

直接手は出していないものの、結果的に内戦を長引かせているのは、大手ジュエリー会社だったというわけです。

目的が違う3人の出会い

違法なダイヤモンドを巡って、国家間で違法に大金が動いてるのに、おかしいと思う人は少なく、思ったとしても危険地帯にわざわざ調査しにいきたいと思う人もいません。

仮に行ったとしても手がかりがあるかすら分からない、しかしそんな状況でも命をかけて現地に乗り込んだのがジャーナリストの女性マディーでした。

ジャーナリストには、知っていても伝えられること(現地の状況や手足がない人の写真など)と、伝えられないこと(ダイヤを獲得する背景に戦争があること)がありました。

なぜ紛争ダイヤについて伝えられないかと言うと、記事にするためには徹底的な証拠(不正取引者の名前、日付、銀行口座など)が必要だからです。

そんな中、彼女は現地でダイヤモンド密輸人のダニーアーチャー(レオナルド・ディカプリオ)に出会い、ダニーは息子を探す漁師ソロモンをダイヤ目的で利用しようとしていました。

  • ダニーは、ダイヤを探すためにソロモンを利用。(ソロモンが高級ダイヤのありかを知っているから)
  • ソロモンは、生き別れの息子(反政府組織で子ども兵として働いてる)を探し出すため。
  • マディーは、紛争ダイヤの真実を世に知らせるカギ(証拠)を見つけるため。

3人はそれぞれの思惑がありながらも、利害が一致しているので行動を共にしていきます。

途中で休憩するために、3人はある学園にたどり着くのですが、その学園にいる先生はダニーにふとこんな言葉を投げかけます。

善悪は行動で決まるんだ。悪人でさえ一瞬の愛情があれば人生に意味を与えられる。

正しい道の選択は難しい。

この言葉を聞いたダニーは、何かを考えます。

そしてその夜、初めてジャーナリストの女性に自分の過去を打ち明けます。

自分の両親が若い頃に殺されたこと、その時に神はこの地を見捨てるんだ、と思ったことを。

その時のシーン。(英語のみ)

https://youtu.be/jx_wyO2uGK8

さらにストーリーは終盤に進みます。

ソロモンは息子を取り返し、ダニーは横腹を撃たれながらもダイヤを手に入れることに成功しました。(この時マディーは既に帰国している)

ダニーは負傷していたのでソロモンが彼を背負いながら丘を登っていたのですが、途中で肩から下ろしてもらいます。

そして、ダニーはあれだけ命からがら欲しがっていたダイヤをソロモンに渡して、俺を置いていけと言います。

その時のシーンはこちら。(英語のみ)

https://youtu.be/WGfiolv_ydg

そして、追っ手が来ないように迎え討ち、帰国したジャーナリストのマディーに電話します。

ソロモン達2人を助けること、ジュエリー会社の陰謀を写真に納めることを伝えました。

学園の先生がダニーに言っていた言葉は伏線だったんですね。

自分の利益のためにしか動かなかった密売人が死を直前にして、一瞬の愛情で人生に意味を与えたのです。

先ほどの動画の続きです。(英語のみ)

https://youtu.be/bocye9M5q_Y

それぞれが全く違う境遇で行動を共にしていたのに、最後には何か絆のようなものを感じます。

個人的には、ダニーとマディーが最後の電話をしている時に、3人がもう一度出会って再開を喜ぶシーンが頭に浮かび、余計悲しくなりました。

まとめ

戦争や貧困の問題をただシリアスに映画にしても、見たくない人と見たい人がはっきり分かれるかもしれない。

しかし、この映画はストーリーがしっかりあるので、見る人はただ単に映画が面白そうという理由で見る人が多い。

この映画が、自分たちの身近にあるダイヤの背景を知るきっかけになって、「こんな問題が世の中にはあるんや」、と興味を持ってくれたら良いですね。

特に日本では、こういった問題についてのニュースはあまり流れないので、そういった意味でもオススメしたい映画です。

映画「ブラッド・ダイヤモンド」

 

映画「ブラッド・ダイヤモンド」が僕たちに教えてくれる真実

皆さんは、指輪などのジュエリーの元となっているダイヤモンドを、どこでどのような人たちが採掘しているか知っていますか?

今日は、私たちの身近にある「ジュエリー」を取り巻く環境について理解する事ができるサスペンス映画について紹介します。

レオナルド・ディカプリオ主演の映画ブラッド・ダイヤモンド(Blood Diamond)は、直訳すれば「血塗られたダイヤモンド

この映画は、結婚指輪などに用いられるダイヤモンドの裏側を描いた衝撃的な作品で、アカデミー賞ゴールデングラブ賞を獲得しています。

今も世界の何処かで、ダイヤモンドを巡って血が流れている、そんな現実を描いた作品です。

あらすじ

https://youtu.be/yVE6w1Ah-c8

舞台は、1990年代後半、終わることのない激しい内戦が繰り広げられているアフリカのシエラレオネ

ブラッド・ダイヤモンド(血塗られたダイヤモンド)」というダイヤモンドの不正な取引が原因で勃発する争いを描いた社会派サスペンス映画です。

ダイヤモンドの密売人(レオナルド・ディカプリオ)、ダイヤモンドの裏側の真実を暴こうと奮起しているジャーナリスト(ジェニファー・コネリー)、家族と引き裂かれた漁師の男(ジャイモン・フンスー)が、運命的な出会いを果たし、

この3人の出会いをきっかけに、ダイヤモンドの裏側に隠された真実が明らかになっていきます。

紛争ダイヤモンド(血塗られたダイヤモンド)

この映画の鍵となっているブラッド・ダイヤモンドは、紛争ダイヤモンドとも呼ばれています。

一般的に、ダイヤモンドなどの宝石は、国際的に非常に価値が認められ、高価な価格で売買されているので、紛争の当事者たちはダイヤモンドを国際市場に流して、紛争の資金調達源の一つとしている事実があります。

ダイヤモンドと引き換えに武器などを手に入れるため、紛争が長期化するなどの被害の拡大につながっています。

また、ダイヤモンドの採掘場で働かされている人々は、過酷な労働を強いられており、国際的な問題になっていて、

アンゴラシエラレオネリベリアコートジボワールなどの国で、実際に問題視されています。

これらの問題を解決するために、キンバリープロセス認証制度が制定されました。

キンバリープロセス認証制度とは

キンバリープロセス認証制度は、主にアフリカで、ダイヤの原石が武装勢力の資金源となることを防ぐ目的で、違法ダイヤを国際市場から排除しようと始まった原産地証明を義務づける制度。

コトバンク 参照

このキンバリープロセスが制定されたおかげで、紛争地域のダイヤモンドの裏側の多くの問題解決につながりました。

しかし、全ての地域の問題が解決されているわけではありません。

キンバリープロセスが適用される地域(紛争地域)で、「ダイヤモンドの採掘は、武器調達の資金になるからしてはいけない!」と言っても、ダイヤモンドの採掘で生計を立てている人たちは、採掘以外に職がないケースが多く、生きるために採掘を続けます。

彼らは、採掘したダイヤモンドを、非公式ルートで販売して収益を得ているのです。

さらに詳しい紛争ダイヤモンドについて知りたい方は、以下の記事をオススメします。

禁止されているはずの紛争ダイヤモンドが、なぜ私たちの手元に届いているの? ――「クモの巣」状のサプライチェーン

キンバリープロセスはダイヤモンドの輝きを守っているか?

消費者の購買が、投票につながる

ブラッド・ダイヤモンドについて紹介しましたが、全てのダイヤモンドがこれらの問題に関わっているわけではなく、ダイヤモンドを買ってはいけないという事ではありません。

実際に僕も、綺麗なジュエリーのアクセサリーなどを大切な人にプレセントしたい時はあります。

大切なのは、プレゼントをするジュエリーにどのような背景があるのか、知ろうとすることです。

多くの人が、ブラッド・ダイヤモンドのようなダイヤモンドを購入せず、正当に取引されたダイヤモンドを購入することで、紛争や不当な労働を無くしていくことができます。

エシカルジュエリー

世界と、いっしょに輝く―白木夏子

幸せの象徴であるジュエリーや指輪の裏側で、人が犠牲になっているという問題に取り組むHASUNAという企業があります。

HASUNAでは、宝飾品の製作過程に児童労働や紛争などを介在させない、公正なプロセスを経て作られたエシカルジュエリーを販売しています。

不当に働いて作られたジュエリーではなく、エシカル(公正なプロセスを経て作られた)ジュエリーの方が買う側も気持ちいいですよね。

エシカルについて詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

エシカルって何?人にも地球にも優しいエシカルな商品まとめ。

HASUNA代表の白木夏子さんも、映画ブラッド・ダイヤモンドを見た時に初めてジュエリー業界の真実を知り、衝撃を受けたそうです。

公正なジュエリーをきちんと判断して購入する、それがジュエリーを取り巻く環境の改善に投票することに繋がります。

まとめ

ブラッド・ダイヤモンドは、生まれた環境も、境遇も、行動する目的もそれぞれ違う3人の関わり方がとても興味深い映画です。

3人それぞれの視点で映画を見ると、それぞれ違った捉え方ができるはずです。

ダイヤモンドのことに関心のない人でも、飽きずに見ることのできる映画です。

人生に意味を持たせるのは自分だ、ということに気付かされました。

映画「ブラッド・ダイヤモンド」

ブラッド・ダイヤモンドのネタバレはこちらから。

https://tenpalife.com/blood-diamond-spoil/

ファッションブランドの透明性を図るために始まった「PROJECT JUST」とは

あなたの着ている服はどこから来たのか知っていますか?

最近どこに行っても見かけるファストファッションブランドは、安くて使い勝手がいいし便利という理由で購入している人がたくさんいると思います。

ファストファッションの魅力とされている「安さ」の理由・背景を知っていますか?

ファストファッション業界の裏側

服を低価格帯で提供するために、安い価格で商品を提供するためにバングラディッシュなどの途上国の人々の手によって生産されています。途上国の工場で働く人々の労働対価は、ごくわずかです。

また劣悪な環境で働かされているという場合などもあります。

例をあげると、2013年にバングラディッシュの首都ダッカにある「ラナ・プラザ」という商業ビルが崩壊しました。このビルでは、ファストファッションブランドの生産をするために、バングラディッシュの現地の人々が低賃金で働いていました。

労働環境が劣悪と呼べる状況で働かされていたため、現地の従業員が、ビルの崩壊に繋がる可能性のある「壁のヒビや亀裂」を指摘していたにも関わらず、指摘を無視し続け従業員を働かせ続けた結果「ラナ・プラザの崩壊」に繋がり、死者を400人以上だすという大事故になりました。

この事件をきっかけに、より強く世界中のファストファッション業界の裏側について注目されるようになってきています。

ファッションブランドの服の裏側でどのような物語があるのか・生産者は誰なのかという今まで不透明にされていた点について、透明性を図るために始まった「PROJECT JUST」というプラットホームについて本記事では紹介したいと思います。

PROJECT JUSTとは

ファッション業界の裏側にある不透明さによって、苦しんでいる人々がいます。

それはファストファッションの服の裏側についての情報の欠如によって、生産者の労働環境、環境の問題などが表に出ずに蔑ろにされ続けています。

その現状を変えるために、ファッション業界の裏側の物語・生産者などについて明らかにするという目的から作られたプラットフォームが「PROJECT JUST」です。

服を買うときに「誰によって作られたのか?」「人権が損害されていないのか?」などの疑問を感じても、調べる方法が今まではあまりなかったのですが、PROJECT JUSTなら簡単に探すことができます。

PROJECT JUSTの使い方

検索バーに知りたいブランドの名前を入力するだけで、そのブランドの服の裏側について知ることができます。

2015年に始まったプロジェクトですので、登録企業は随時更新されていっています。

ZARA」「Patagonia」「adidas」など様々な企業の裏側について、知ることができます。

PROJECT JUSTの目指していること

PROJECT JUST共同創業者のNatalie & Shahd

ファッション業界の裏側には、苦しんでいる人々が存在しています。

ファッションブランドの裏側の情報がきちんと消費者に提供されないと、事実が蔑ろにされてしまう可能性があり、その現状を変えることができません。

PROJECT JUSTを通じて、きちんとした情報を提供して、消費者が服の裏側にあるストーリー、倫理的に正しい製造方法をしているのか、などを気にして購入する人々が多くなるようなエシカルな市場を作る事を目的としています。

まとめ

PROJECT JUSTは、不透明なファッションブランドの裏側・生産者の環境についてきちんと情報を出すことによって、消費者が倫理的に正しい方法で生産されているのかという点をきちんと把握し、商品を購入するということを目的としたプラットホームです。

安さと流行りのデザインで勝負するファストファッション業界の裏側には、生産者が劣悪な環境で働かされているケースが存在しています。

それは、低コストで生産しなければ安くで消費者に服を提供できないため、生産を途上国の人々に委託し、低賃金で働かせるというスタイルによって、大量に流行りのデザインを取り入れたファストファッションの服を提供できるシステムになっています。

服を買うという行為は、一般的には幸福感を生む行為として考えられているのにも関わらず、服の生産者は劣悪な環境で働いているという事実があります。

ファッション業界において、生産者が苦しい状況に置かれないといけないと、企業として利益をあげて成り立たないのかというとそれは絶対に違います。

販売者、生産者、消費者、この3つが幸せになれる「WIN-WIN-WIN」の企業は存在しており、日本国内だと、moterhouseや、HASUNAなどの企業が代表的です。

PROJECT JUSTのようなプラットホームが成長を続けることによって、ファッション業界の裏側についての透明性が格段に上がっていき、消費者にまでその情報が届くようになっていきます。

ファッション業界の裏側について注目や関心が集まれば集まるほど、WIN-WIN-WINの関係性が成り立つ企業が確実に多くなってくるはずです。

あなたの普段買っている服がどこから来て、誰によって作られているのか知っていますか?

調べてみたくなった方は、PROJECT JUSTのホームページへアクセスして見てください。

Twitterhttps://twitter.com/Project_JUST?lang=ja

Instagramhttps://www.instagram.com/projectjust/?hl=ja

【悲しいお知らせ】PROJECT JUSTのHPが閉鎖。。

https://twitter.com/tenpa_shonen/status/985092865951846400

なんと、2017年の12月31日で、PROJECT JUSTのホームページが閉鎖していました。

今、なぜ閉鎖したのか?彼らは今何をしてるのか?について、PROJECT JUSTのチームに問い合わせているので、理由が分かり次第更新します。

ホームページは閉鎖しても、彼らは今も違った形で、より良い社会のために活動しているはずです。

ウォールオブデス(WOD)とは?ウォールオブデスが始まる曲5選

皆さんは、ウォールオブデスという言葉を聞いたことありますか?

聞いたことがある人は、おそらくロック好きの人でしょう。

なぜなら、ロックフェスやロックバンドのライブでしか、ウォールオブデスを見ることはできないからです。

ウォールオブデスとは

ウォールオブデスは英語でWall Of Death(WOD)、直訳すると"死の壁"になります。

中二病のような名前ですね。

Wikipediaにはこう書かれていました。

"ウォール・オブ・デスは、ライヴコンサートの観客が、大昔の合戦の如く左右に分かれ、曲が始まった瞬間に全員が体ごと突撃する最も危険なモッシュ[1]。映画『ブレイブハート』に影響を受けたとされるこのモッシュは最も危険なものとされており、過去に死者が出たこともある。"

出典:Wikipedia

 "過去に死者が出たこともある。"  ?

なにそれ、本間に怖いやん。

そんなかなり怖いウォールオブデスが、どんなものか見てみましょう。

海外のロックフェスでのウォールオブデス↓

https://youtu.be/73d8pMnMbKg

ライブ会場にいる人々が二手に分かれて向かい合い、ヴォーカルのコールのタイミングで両者がぶつかり合っていますね。

海外の動画を見せましたが、日本国内でもウォールオブデスをするバンドはたくさんいます。

そこで今回は、ウォールオブデスが巻き起こる曲をご紹介します。

ウォールオブデスが起こる曲

Crossfaith - Countdown To Hell

https://youtu.be/4_8-wfZkI0Q

大阪発のメタルコアバンドCrossfaithです。

この曲は、前奏が流れた瞬間、観客は二手に分かれ、ウォールオブデスの準備をし始めます。

そして曲名が "地獄へのカウントダウン"。。

f.a.i.t.h SiM feat.KOIE (from CROSSFAITH)

https://youtu.be/yC4Cs3O6GA8

SiMの曲の中でも初期のほうの曲ですね。

先ほどのCrossfaithのヴォーカル"コイちゃん"ともフィーチャリングしている曲です。

BABYMETAL - Road of Resistance

https://youtu.be/zTEYUFgLveY

babymetalは日本国内でのファンのみではなく、世界中にもファンが大量についています。

こんな若くて可愛い女の子たちが歌う曲で、ウォールオブデスが繰り広げられてることに驚きが隠せません。

そして、楽器隊のセンスが良すぎる。 

Her Name In Blood - Poker Face (Lady Gaga cover)

https://youtu.be/UtTNwIsQGrY

レディー・ガガの曲のカバーを激しくアレンジしてるのは、Her name in blood。

名古屋で開催された入場無料のロックフェスFREEDOM名古屋でのライブ時の動画です。

砂埃が巻き起こっています。。

ARTEMA - LITE SABER

https://youtu.be/nNQ0GsiBEns

こちらは、日本のピコリーモバンドARTEMAが、

ドイツのピコリーモバンドEskimo Callboyとコラボした曲です。

*ピコピコした音と、激しい音を織り交ぜた曲を生み出すバンドがピコリーモバンドです。

最後に

動画を見てもらえば分かるように、ウォールオブデスは基本的に激しい曲の中で巻き起こるのがほとんどです。

なので、ウォールオブデスを見たければ、激しいバンドのライブに行く必要があります。

何でこんな痛そうなことしてんの?アホなん?って、思った人も多いでしょう。

しかし、このウォールオブデスは、ライブで実際に参加してみるととても楽しいんです!

おそらく、ライブ中はアドレナリンが上がって何でも楽しくなるんでしょうね。